スクラムファーストインプレッション

初めてがっつりスクラムやっているチームで働く機会があったので、スクラムの印象について書いてみます。

思っていたよりはだいぶ良かったというのが正直な感想です。 (以前やったスクラム崩れがあんまり機能してなかったのもあり、あんまり印象が良くなかった)

何が良かったかというと

  • プロセスの中にタスクの見積もり(プランニングポーカー)が組み込まれている
    • 見積もりをするためには事前に仕様や設計の方向性が固める必要があり、それが仕組みになっている
    • プランニングポーカーをすることで、実装する前に方向性を修正するチャンスがある
  • 未来のタスクを分解しすぎなくてすむ
    • 今までは若いチームメンバーとかは、結構先のタスクまで詳細に分解しようとして苦労していた
      • が、どこまで分割すればという感覚を教えるのが難しい
    • スクラムだとスプリントバックログに必要なものだけ詳細に分割すればいいので、そこの心配がない
  • ベロシティを計測しており、何も無いよりは未来の見通しが立つ
  • 振り返りに関しては既にやっているが最高

では、自分はスクラムしたいか?というとうーーんとなっています

  • タスクを上から順に潰していく必要があるが、好きな順番でやらせてくれって思う
    • 脳内にいくつかタスクを詰め込んだ状態で作業したい
  • タスクが個人からチームの持ち物になったり、タスクのサイズが小さくなる
    • 個人的に業務で使う技術は予めがっつり勉強したいと思っているので、どれを深堀りしたほうがいいんだろうって悩んでしまう
    • 俺が作った感が薄れる
  • プロセスを決めることでメンバーのアウトプットのクオリティを均質化できるけど、元々質がある程度が揃えられているなら自体がプロセスが重い分遅くはなりそうという所感
    • メンバーのスキルセットによるが、ここまでやらんでいいのでは?と思う
  • あと個人的に基本的に管理したくないし、されたくないという感情があるんだと思う

現状の結論としては、マネージャーの帽子を被ると良い手札が増えたなって思いがある。一方でエンジニアの帽子を被るとあんまり興味ないなという感想を持ちました。